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コート40代メンズの正解|女性が思わず振り返る大人の着こなしと、もったいない選び方

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40代男性のコートが、一瞬で全てを語ってしまう理由

40代のコート姿に、心臓が一瞬止まった話

去年の11月、丸の内の歩道を歩いていた時のこと。

前から歩いてきた男性のコートに、気づいたら目が向いていた。ダークキャメルのウールカシミヤ混のチェスターコート。肩が完璧に落ちていて、コートの前が少し開いていて、中からグレーのタートルネックがのぞいていた。足元はダークブラウンの革靴。歩くたびにコートの裾がわずかに揺れる。

すれ違う瞬間に、コートの素材から漂ってきたかすかなウールの香り。あれで全部が完成した。

40代という年齢とコートというアイテムの組み合わせが、他のどの年代でも出せない品格と色気を生み出していた。20代のコート姿とも30代とも違う、時間の重みが加わった40代の男性がウールのコートを纏っている瞬間の力。あれを目の前で見た時に、コートというアイテムが年齢と共鳴するアイテムだということを体感した。

40代男性とコートの間にある、特別な化学反応

コートというアイテムは、着る人の年齢と経験が加わるほどに深みが出る。

20代のコートは若さとコートが合わさって爽やかに見える。30代のコートは落ち着きとコートが合わさって大人に見える。40代のコートは、積み重ねてきた時間とコートが合わさって格が出る。

その格という言葉の正体を説明するのが難しいんだけど、服に着られているのではなくて服を着こなしている状態、とでも言えばいいのか。コートが主役ではなくて、着ている人が主役になっている状態。40代という年齢が持つ存在感が、コートという格のあるアイテムと重なった時に生まれるもの。

これを引き出せるかどうかが、40代のコート選びとコーデの全て。

40代男性に本当に似合うコート、種類別に全部言う

 

チェスターコートが40代男性の格を最大限に引き出す

40代男性のコートとして最もすすめたいのが、チェスターコート。これは断言できる。

シングルブレストのノッチドラペルというシンプルなデザインが、40代の体型と年齢に最も自然に馴染む。若い世代が着ると少し堅く見えることがあるチェスターコートも、40代が着ると年齢の重みがそのシンプルさを洗練として引き受けてくれる。コートが持つシルエットの美しさと、着る人の年齢の深みが合わさった瞬間に、格という言葉が実体を持ち始める。

素材はウール100%かウールカシミヤ混を選ぶこと。40代になったら素材への妥協は一切なしで行くべきで、ポリエステル混のチェスターコートは遠くから見た時のシルエットはよくても、近づいた時の素材感で全部崩れてしまう。カシミヤが少しでも入ったウールコートの、近くで感じる素材の柔らかさと艶。あれが40代のコーデを完成させる決定的な要素になる。

カラーはダークキャメル、チャコールグレー、ダークネイビーが40代男性の肌色と体型に最も馴染みやすい。冒頭の男性のダークキャメルは、秋冬の日差しの中で最も顔まわりを明るく見せるカラーで、40代以上の男性に特にすすめたいトーン。

Pコートが40代の無骨な色気を引き出す

ダブルブレストのPコートは、40代男性が着た時に独特の存在感を持つアウターになる。

ピークドラペルとダブルボタンが作るクラシックな形が、40代の落ち着きと合わさって無骨な色気として表れる。海軍将校の制服が起源という歴史的な背景が、40代という年齢の重みと自然に共鳴する。

ネイビーかブラックのPコートに、グレーかオフホワイトのタートルネック。この組み合わせが40代男性の冬コーデとして完成している時の印象は、女性目線でかなり高い。タートルとPコートの組み合わせへの弱さは40代の男性にこそ最もよく現れていて、年齢と素材と形が全部一致した瞬間に生まれる色気がある。

ステンカラーコートが40代の静かな上品さを作る

ラペルのないステンカラーコートは、40代男性が着ると主張のない上品さが前面に出る。

チェスターコートやPコートほど存在感がなくて、その分だけ着ている人の雰囲気が前に出やすい。コートに語らせるのではなく、コートを纏った自分が語るための着こなし。40代という年齢が持つ内側の深みを表現したい男性に、ステンカラーコートが最も向いている。

素材感さえ整っていれば、ステンカラーコートはどんなインナーとも合わせやすい。タートルネックでも、シャツでも、ニットでも、首元の形に関係なくすっきり合わさる懐の深さがある。キャメルかグレージュのステンカラーコートを一枚持っておくと、40代の冬のコーデの幅が大きく広がる。

トレンチコートが40代に持つ特別な力

トレンチコートと40代男性の組み合わせは、他の年代とは全く違う表情を作る。

ベルトを締めた時のウエストのシャープさ、前を開けて歩く時のゆったりとした余裕感。その二面性を使い分けられる男性のトレンチコートは、40代の経験と余裕が透けて見えるアイテムになる。

ベージュかカーキのトレンチコートに、ネイビーかグレーのニット、テーパードパンツ、革靴。この組み合わせが秋から冬の入り口に整っている40代男性の後ろ姿は、何度見ても飽きない完成度を持っている。

40代男性のコート選び、素材と丈感の話

 

素材への投資が40代のコートコーデを決定的に変える

40代になったら、コートの素材だけは妥協をやめてほしい。

20代や30代の頃はポリエステル混でも若さがカバーしてくれる部分があった。40代になると素材の質感がそのままその人の印象になって表れてくる。近づいた時にウールカシミヤ混のコートから伝わってくる素材の柔らかさと艶、そこにその人の落ち着きが加わった時に生まれる品格は、ポリエステル混では絶対に出せない。

ウール80%以上のもの、あるいはウールカシミヤ混のもの。この素材基準でコートを選ぶだけで、40代のコートコーデが格段に変わる。ユナイテッドアローズやビームスで50,000円から80,000円の価格帯を探すと、素材と仕立てが整ったものが見つかる。一枚に投資して何年も大切に使う。それが40代のコートとの付き合い方。

丈感が40代のシルエットを整える

40代になると体型が変化する。ウエスト周りが少し出てきた男性や、体全体に少し重みが出てきた男性にとって、コートの丈感選びは若い頃より重要になる。

膝の少し上から股関節の間あたりで終まる丈が、40代男性の体型に最も対応しやすい。短すぎるコートはウエスト周りの変化が目立ちやすくなるし、長すぎるコートは全体が重く沈んで見える。膝の少し上というバランスが、縦のラインを作りながら体型の変化を自然に包み込んでくれる。

試着の時は必ず立ってから座ってから歩いて確認すること。静止した時だけでなく、動いた時の裾の揺れ方やシルエットの変化まで確認してから購入する。丈感は試着でしか分からない部分で、ここを妥協すると長年付き合えないコートになってしまう。

40代男性のコートのインナー、何を着るかで印象が変わる

 

タートルネックが40代のコートインナーとして最も完成度が高い

40代男性のコートのインナーとして、タートルネックニットを超えるものはなかなかない。

コートの衿元からタートルがのぞく状態、そのコートとタートルの素材の重なりが視覚的に完成している。しかも40代という年齢と、首元が覆われたタートルネックの組み合わせが持つ知性と落ち着きの印象は、20代や30代が着るタートルとは全く別物の説得力を持つ。

素材はメリノウールかカシミヤ混のハイゲージのもの。ユニクロのエクストラファインメリノタートルは2,990円でこの条件を満たしていて、コートのインナーとしてのシルエットのすっきりさと素材感のバランスが優れている。コートのカラーに合わせてグレー、ネイビー、オフホワイト、ブラックを揃えておくと、どの色のコートにも対応できる。

シャツをインナーにした時の、40代のきれいめコート

白いシャツをコートのインナーにする着こなしは、40代が着ると20代とは全く違う品格が出る。

ホワイトのシャツの衿がコートの衿元からのぞく状態。その白の清潔感が、コートの重みある素材感と対比になって、コーデ全体にきれいめな空気が通る。40代の顔立ちと体型がコートとシャツの組み合わせに加わった時に生まれる、フォーマルともカジュアルとも言えない大人の品格。あれはこの年代にしか出せない。

シャツのアイロンがかかっていることが絶対条件で、シワが入ったシャツをコートの下に着ると、コートがどれだけいいものでも印象が崩れる。40代のコートコーデで清潔感への妥協は一切なし。

40代男性のコートコーデ、ボトムスと足元の組み合わせ

 

ウールパンツとコートの組み合わせが最も格を作る

40代男性のコートコーデとして完成度が最も高いのが、ウールパンツとの組み合わせ。

コートのウール素材とパンツのウール素材が同じ文脈にあるから、コーデ全体に素材の統一感が生まれる。その統一感が、コーデに意図と格を加えてくれる。グレーのウールテーパードパンツにキャメルのチェスターコート、グレーのタートルネック。この三点の素材感が揃った時の、冬の街での完成度は言葉で伝えにくいほど高い。

ウールパンツはセンタープレスが入ったものを選ぶと品格が上がる。コートのシルエットとパンツのセンタープレスが合わさって、縦のラインが全身を貫く感覚になる。40代の体型にとってこの縦のラインは最も効果的な武器で、コートとウールパンツがその武器を作ってくれる。

デニムとコートの組み合わせで、40代の大人のこなれ感が出る

40代男性がチェスターコートにデニムを合わせる着こなし。これが決まっている時の、フォーマルとカジュアルが溶け合った大人のこなれ感は格別。

若い世代がやるコートとデニムとは、同じ組み合わせでも全く違う印象になる。40代の落ち着きがコートに加わることで、デニムのカジュアルさがきれいめに引き上げられる。そのバランスが、年齢を重ねた男性にしか出せないこなれ感として女性の目に映る。

デニムはストレートかテーパードを選ぶこと。40代のコートとの組み合わせでワイドデニムを使うには相当な計算が必要で、シルエットの合わせ方を間違えると年齢と体型への印象が崩れてしまう。ストレートかテーパードの自然なシルエットが、コートとの相性として最も安全。

革靴が40代のコートコーデを完成させる

40代男性のコートに合わせる足元として、革靴が最も品格を引き出してくれる。

ウールのコートとレザーシューズは、素材の文脈として同じ方向を向いている。その一致がコーデ全体に統一感を作って、整っているという印象を強める。プレーントゥかダービーシューズのシンプルなものに、ダークブラウンかブラックを選んでおけば40代のコートコーデで外れることはない。

革靴の手入れ状態が40代のコートコーデの清潔感を守る最後の砦になる。どれだけいいコートを着ていても、くたびれた革靴がそこにあると全部崩れる。月に一度、乾拭きとクリームだけでいい。その習慣が革靴を守って、革靴がコートコーデを守ってくれる。

40代男性のコートケアと手入れ、長く使うための話

 

ウールコートの毛玉が40代の品格を崩す

ウールコートは使い続けると毛玉が出てくる。その毛玉をそのままにしている状態のコートで外に出ている40代男性が、思っている以上に多い。

毛玉があるコートを近くで見た時の、清潔感へのダメージは大きい。50,000円のコートでも毛玉があれば30,000円以下の印象になってしまう。逆に30,000円のコートでも毛玉がなくて清潔な状態であれば、50,000円相当の印象を作ることができる。

毛玉取り器を一台持っておいて、シーズンに一度か二度処理する。それだけでコートが毎年新鮮な状態に戻る。投資したコートを守るための最もコスパが高いケアアイテムが毛玉取り器だから、持っていない人は今すぐ購入してほしい。

シーズンオフの保管が、コートの寿命を決める

春になってコートを仕舞う時の保管方法が、翌シーズンのコートの状態を決める。

ウールコートはブラッシングして、汚れがあればクリーニングに出してから保管する。保管は折りたたまずに木製のハンガーに吊るして、コートをカバーに入れて通気性を保ちながら保管する。プラスチックのカバーは通気性がなくて、素材が傷む原因になるから避けること。

この保管の丁寧さが、翌シーズンにコートを出した時の状態として表れる。大切にケアされたコートは、翌年も翌々年も清潔な状態で着続けられる。40代男性が一枚のコートを丁寧に使い続けている姿には、生活への丁寧さが滲み出てきて、それ自体が格の一部になっていくよ。

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