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サンダルのメンズコーデ|カジュアルだから楽と思っている男性が一番残念に見える理由

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サンダルは、男性の足元の中で一番正直な靴だ。

スニーカーは汚れをごまかせる。革靴はきちんと感が全体を引き上げてくれる。でもサンダルは、履いた瞬間に足そのものが見える。手入れの状態も、足の形も、皮膚の乾燥も、全部さらされる。靴という隠れ場所がない分、サンダルを履く男性には他の靴より高いハードルがある。

それを知らずに、暑いからとりあえずサンダル、という感覚で選んでいる男性のコーデは、残念ながらその無頓着さがそのまま見えてしまう。サンダルコーデで差がつくのは、靴の選び方よりずっと手前にある。

目次

サンダルは、コーデより先に体の準備が必要な唯一の靴

どの靴でも清潔感は大事だけど、サンダルに関しては清潔感が出発点ではなくて条件になる。

踵のガサガサ、爪の汚れや伸びすぎ、甲の乾燥。これらがある状態でサンダルを履くと、コーデより先に足元のコンディションが目に入ってくる。女性はここを本当によく見ている。そしてサンダルを履いた男性の足元に目が行ったとき、整っている場合は何も感じないけど、整っていない場合はそこで印象がぴたっと止まる。

サンダルを履く前に踵を保湿する、爪を短く切り揃える、甲の乾燥をケアする。この三点だけで、サンダルコーデの印象が別物になる。服を整える前に、足を整える。サンダルだけが要求するこの準備が、サンダルコーデを完成させる絶対条件だ。

足元を見せることの意味

サンダルを履いている男性に、なんか色気を感じる瞬間がある。きちんと手入れされた足元が見えているとき、その男性が自分の見えないところまで気を使っている人だ、という印象が生まれる。

これは逆も然りで、手入れが行き届いていない足元が見えると、この人は見えないところに無頓着な人なのかもしれない、という印象になる。サンダルが持っているのはそういう情報開示の力で、だからサンダルを履く男性は、履く前の準備を一番大事にしてほしい。

メンズサンダルの種類と、それぞれのコーデへの役割

 

レザーサンダルが最も汎用性が高い理由

レザーサンダルは、男性のサンダルの中で一番コーデを選ばない。シンプルなストラップデザインのレザーサンダルは、カジュアルコーデにもきれいめコーデにも溶け込める。素材の品質感が足元に出るので、コーデ全体の格も下げにくい。

色はブラック・タン・ダークブラウンが使いやすい。ブラックはコーデを引き締めて、タンは夏の明るさに合いやすく、ダークブラウンはアースカラーのコーデとの相性が高い。一足持つならタンかダークブラウンのシンプルなレザーサンダルが、サマーコーデに一番活躍する。

スポーツサンダルをタウンユースに使うときの条件

テバやキーンのようなスポーツサンダルは、アウトドアやリゾートでは機能的でかっこいい。でもタウンユースに持ち込むと、コーデとの素材感の乖離が出やすい。

スポーツサンダルをタウンで使うなら、コーデ全体をアウトドア・キャンプ・カジュアルリゾートの方向に統一することが条件になる。カーゴパンツやワイドなコットンパンツ、ゆるいTシャツとの組み合わせで、コーデのトーンがスポーツサンダルの雰囲気と揃う。スラックスやきれいめのセットアップにスポーツサンダルは、テイストが喧嘩して成立しにくい。

フットベッドサンダルが持つ独特の立ち位置

ビルケンシュトックに代表されるフットベッドサンダルは、コンフォートとファッションの間にいる。足に合わせて沈み込む形状が独特で、履き込むほど自分の足の形になっていく。

このタイプはゆるめのリネンパンツやワイドデニム、オーバーサイズのシャツとの相性が高くて、肩の力が抜けた大人のカジュアルコーデを作るのに向いている。きれいめコーデとの組み合わせは難しいけど、カジュアルの中でこなれた雰囲気を出したいときの選択肢として持っておくと使い勝手がいい。

女性が実際に印象に残ったサンダルコーデの話

夏の夕方、オープンテラスのカフェで、隣のテーブルに座った男性の足元に目が止まった。

リネンのベージュセットアップに、タンのレザーサンダル。むわっとした夏の夜の空気の中で、そのコーデだけからっとした軽さが出ていた。サンダルから見えていた足が、ちゃんと手入れされていた。爪が短く揃えられていて、甲の皮膚がきれいだった。それだけで、なんか育ちがいい人なんだろうなという印象が生まれた。(育ちって、足元に出るんだな、と思った瞬間だった)

あのコーデはリネンセットアップの柔らかさとタンのレザーサンダルの素材感が揃っていて、全体として統一されていた。サンダルをきれいめコーデに合わせることで生まれる意外な品の良さ、あれはサンダルならではの組み合わせだと思う。

サンダル×きれいめコーデの、予想外の強さ

サンダルはカジュアルという先入観があるけど、実際はきれいめコーデとの組み合わせが一番コーデとして面白くなる。

リネンのセットアップ、スラックス、きれいめのショーツ。こういったアイテムにレザーサンダルを合わせると、きちんとしたコーデに夏の抜け感が生まれる。サンダルがコーデの唯一のカジュアル要素になることで、その一点が全体を軽くする。全部カジュアルなコーデにサンダルを合わせるより、この組み合わせのほうがサンダルが映える。

サンダルコーデの成立条件、見落とされがちな二点

 

ボトムスの裾とサンダルの関係を丁寧に見る

サンダルを履くとき、ボトムスの裾の長さとサンダルの関係が、コーデの完成度を左右する。裾が長すぎてサンダルが隠れると、サンダルの抜け感が消えて足元が重くなる。裾が短すぎると足首から足先にかけて間延びした印象になる。

ショーツやひざ丈のパンツなら裾の問題が出にくいけど、くるぶし丈のパンツやワイドパンツを合わせるときは、裾がくるぶしのあたりに来る長さにすることでサンダルとの接続が自然になる。裾がぺたりと地面に近いほど重たくなるので、裾は少し上がった位置で止まっているほうが夏のサンダルコーデには向いている。

素足で履くか、ソックスを合わせるか

サンダルをソックスと合わせることへの抵抗感を持っている男性は多い。でも最近はサンダル×ソックスが一つのスタイルとして定着している。

ソックスを合わせるなら、くるぶし丈より少し上のリブソックスが馴染みやすい。白か黒かグレーのシンプルなリブソックスとレザーサンダルの組み合わせは、今っぽいコーデとして成立する。ただしスポーツソックスや柄物のソックスをスポーツサンダルに合わせると、コーデのトーンによってはダサく見えることがあるので慎重に。

素足で履くなら、前述の通り足のコンディションが全てになる。素足の美しさがあって初めて、素足履きが「こなれている」に見える。

季節別サンダルコーデの発想

真夏のサンダルコーデは、素材で涼しさを演出することが一番の優先事項になる。コットン・リネン・シアー素材のボトムスにサンダルを合わせると、視覚的な涼しさとサンダルの軽さが一致する。色はホワイト・オフホワイト・ライトブルー・ベージュ。これらの色が夏の光の中でサンダルと一緒になると、からっとした夏のコーデが完成する。

初夏や初秋の中途半端な時期にサンダルを使うなら、コーデ全体の中でサンダルだけが「一点だけ季節を先取りしている」状態を作ると、こなれ感が出る。まだ少し肌寒い日にサンダルを一足入れるだけで、コーデに季節への感度が見える。ただしこの場合も、足のコンディションだけは絶対に整えてから出かけること。

サンダルコーデでやりがちな失敗

全身カジュアルなコーデにスポーツサンダルで出かけると、コーデ全体が部屋着のまま外に出たような印象になりやすい。コーデのどこかに一点きれいめのアイテムを入れるか、サンダルをレザーに変えるかで印象が変わる。

もう一つは、サンダルを履いたまま靴紐の調整をしないまま過ごすこと。サンダルのストラップが緩んでいると、歩くたびにサンダルが動いて全体のシルエットが崩れる。サンダルは履いた直後に、足にしっかりフィットする位置にストラップを調整してから出かける。この一手間があるかないかで、サンダルの見え方が変わる。

サンダルが似合う男性が持っている、たった一つの習慣

サンダルを履く前に、足を見る習慣。

毎日やらなくていい。サンダルを出す季節の最初に一度、踵・爪・甲の状態を確認して、必要なケアをする。その習慣が続いている男性は、サンダルを履いた瞬間に足元が絵になる。

コーデを整える前に体を整える。サンダルはその原則を一番正直に問いかけてくる靴だと思っている。

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