ジャケットにジーンズを合わせるとき、カジュアルなジャケットを選んで、差を縮めようとする男性は多い。
デニムがカジュアルだから、ジャケットもカジュアルなものにして、バランスを取ろうとする。気持ちはわかるけれど、この発想が、実は組み合わせをつまらなくしている。
ジャケットとジーンズを合わせるとき、「差を縮めよう」とする男性が多い
カジュアルなジャケットを選ぶほど、実は面白みが消える
ジャージー素材のジャケットや、シャツジャケットのような軽いアウターをジーンズに合わせると、確かに失敗はしにくい。でも同時に、その組み合わせから緊張感が消えてしまう。
カジュアルとカジュアルを合わせると、コーデ全体が同じトーンでまとまって、安全ではあるけれど、印象に残らない。
きちんとしたジャケットほど、ジーンズとの組み合わせが輝く理由
極端な差があるからこそ、意図が伝わる
肩がすくっと立ち上がった、しっかりしたテーラードジャケット。この本格的なジャケットをジーンズに合わせると、フォーマルとカジュアルの差が極端になる。でもその極端さこそが、狙って組み合わせているという意図を伝えてくれる。
差が小さいと、なんとなく持っているものを合わせただけに見える。差が大きいと、この組み合わせを選んだ理由がある、という説得力が生まれる。
ジーンズの色選びが、この組み合わせの成否を分ける
ダークウォッシュが、フォーマルなジャケットを受け止める
きちんとしたジャケットに合わせるジーンズは、色落ちの少ないダークウォッシュか、無地に近いブラックデニムが向いている。生地にがっしりとした重みのある、色ムラの少ないジーンズは、ジャケットのフォーマルさを自然に受け止めてくれる。
ライトウォッシュやダメージ加工のあるジーンズは、カジュアルさが強すぎて、テーラードジャケットとの差がバランスを崩しやすい。
女性が見た、テーラードジャケット×ジーンズが決まっていた男性の話
友人の紹介で会った男性が、ネイビーのテーラードジャケットに、ダークネイビーのジーンズを合わせていた。
ジャケットの生地はばりっとした張りのあるウールで、肩のラインもきちんと立っていた。ジーンズは色落ちがほとんどなくて、遠目にはスラックスに見えるくらい落ち着いた色だった。カジュアルなジャケットで揃えていたら、ここまで印象に残らなかったと思う。差があるからこそ、その人がちゃんと考えて選んでいることが伝わってきた。
ジャケット×ジーンズ、具体的な組み立て方
シャツはジャケットのきちんと感に合わせて、白か淡い色の無地を選ぶと、コーデ全体がまとまる。ネクタイはなしで、シャツの襟を軽く開けるくらいが、ちょうどいい抜け感になる。
靴は革靴かローファーを選ぶと、ジャケットのフォーマルさとジーンズのカジュアルさの間を、うまく橋渡ししてくれる。スニーカーを合わせるなら、レザー素材のシンプルなものにすると、カジュアルに寄りすぎずに済む。
ジャケット×ジーンズでやりがちな失敗
一番多いのが、ジャケットもジーンズも中途半端にカジュアルなものを選んでしまうこと。どちらも主張が弱いと、コーデ全体がぼんやりして、狙いが伝わらない。
もう一つは、ジーンズのシルエットが太すぎること。テーパードかストレートのすっきりしたシルエットを選ぶと、ジャケットのきちんとしたラインと調和しやすい。
ジャケット×ジーンズが決まっている男性の共通点
差を縮めようとせず、その差を意図的に使っている男性。
きちんとしたジャケットを選ぶ勇気があって、ジーンズの色でその差をうまく受け止めている。その判断があるだけで、ジャケットとジーンズという定番の組み合わせが、他とは違う説得力を持つようになる。
