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メンズのキャップコーデメンズ|かぶるだけでお洒落になれるのか

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キャップをかぶった男性を見るとき、女性はコーデ全体を一瞬で読んでいる。

そのキャップが必要でかぶっているのか、なんとなくかぶっているのか。この差が、見た瞬間にわかってしまう。なんとなくかぶっているキャップは、なんとなく見える。そしてなんとなくのキャップがコーデに乗っかると、コーデ全体がなんとなくに引っ張られる。

キャップはコーデを救う小物じゃない。完成したコーデの上に、最後にそっと置く小物だ。この順番を逆にしている男性が、キャップコーデで迷子になっている男性のほぼ全員だと思っている。

目次

キャップをかぶるだけでお洒落になれると思っている男性の、静かな誤解

キャップには不思議な魔力がある。かぶるだけでどこかカジュアルで今っぽい空気が出る、と感じている男性は多い。でもその感覚、実はちょっとだけズレている。

キャップが出しているのはお洒落な空気じゃなくて、カジュアルな空気。この二つは全然違う。カジュアルな空気はコーデの仕上がりとは別の話で、キャップをかぶったからコーデが良くなるわけではない。キャップをかぶっても、コーデの完成度はキャップをかぶる前と変わらない。むしろ、中途半端なコーデにキャップを足すと、中途半端さが倍になることがある。

キャップが映えるのは、キャップがなくてもかっこいいコーデの上に乗ったとき。まずキャップなしで完成しているかどうかを確認する、それだけでキャップコーデの成功率が跳ね上がる。

ロゴより先に、キャップのシルエットを選ぶこと

キャップを選ぶとき、どのブランドのロゴかを先に考える男性が多い。好きなスポーツチームのキャップ、ブランドロゴが入ったキャップ。気持ちはわかるけど、女性の目線で言うとロゴはほとんど関係ない。

見ているのはシルエット、具体的にはキャップのクラウンの高さとつばの長さと形。クラウンが高いキャップはカジュアル感が強くなって、低いキャップは大人っぽく落ち着いて見える。つばが長めで平らなスナップバックはストリート感が出て、短めでカーブしているローキャップは汎用性が高い。

ロゴを選ぶ前にシルエットを選ぶ。そのシルエットが自分のコーデに合うかどうか確認する。この順番に切り替えるだけで、キャップ選びの失敗が減る。

キャップが似合う男性と似合わない男性、本当の差

キャップは顔型を選ぶ、という話を聞いたことがある。丸顔には似合わない、面長には似合う、などなど。でもこれ、あまり気にしなくていいと思っている。

キャップが似合う似合わないの差は、顔型より圧倒的にかぶり方のほうが大きい。どの角度でかぶるか、深さはどのくらいか、前後どちらに傾けるか。この調整次第で、同じキャップが全然違う印象になる。

キャップの深さと角度が、顔の印象を作る

深くぐっとかぶると、顔が隠れて神秘的な印象になる。でも深すぎると顔が見えなくて、なんか暗い人になってしまう。

適切な深さは、眉毛の少し上くらいにつばが来る位置。ここを基準にして、少し浅めにかぶって額を少し見せると、抜け感と明るさが出る。後ろにかぶってキャップを少し後傾させると、今っぽいゆるい雰囲気になる。ただし後傾させすぎると、きちんと感がなくなるのでコーデとの相性を見ながら調整する。

斜めにかぶるのは、コーデと顔のバランスが相当よくないと成立しにくい。正面に自然にかぶることが一番普遍的で、失敗しにくい。

キャップをかぶったとき、耳まわりの印象が変わることを知っているか

キャップをかぶると、耳と首筋が見える面積が増える。ここへの意識がある男性は、キャップをかぶる前に必ず耳まわりの清潔感を確認している。

もみあげの処理、首筋のライン、耳の後ろ。キャップがこのあたりを額縁のように切り取るので、ここが整っているかどうかがコーデの清潔感に直結する。キャップをかぶるなら、髪型と耳まわりの手入れはセットで考えること。

女性が実際にどきっとしたキャップコーデの話

真夏の昼間、屋外のマーケットで見かけた男性のことをまだ覚えている。

オフホワイトのリネンシャツをゆったりとインせずに着て、ライトブルーのショーツ、白いスニーカー。その上にちょこんと乗っていたのが、くすんだグリーンのキャップだった。特別派手な色でも、ブランドロゴが主張しているわけでもなかった。でも、日差しの中でそのキャップがコーデに一点だけアクセントを作っていて、全体がぴたっとはまっていた。

あのコーデをキャップなしで想像してみると、それはそれで成立する。でもキャップが乗ったことで、なんか物語が生まれた感じがした。キャップが必要ではなかったけど、あることで一段面白くなった。これが、キャップの正しい機能だと思う。

キャップ×きれいめコーデの、あの独特の破壊力

セットアップやスラックスなど、きれいめのアイテムにキャップを合わせるコーデは、うまくいくと相当かっこいい。でもこのコーデが成立するには条件がある。

まず、キャップの素材と色がきれいめのコーデから浮かないこと。スポーティーなメッシュキャップやビビッドカラーのキャップを、グレーのスラックスに合わせても浮くだけ。きれいめコーデに合わせるなら、キャップはシンプルでマットな素材、色はブラック・ネイビー・ベージュ・オリーブあたりを選ぶ。

次に、コーデ全体のバランスが先に取れていること。きれいめのベースがあるからこそ、キャップのカジュアルさが際立って格差萌えになる。きれいめとカジュアルの両方が中途半端だと、ただちぐはぐになる。

キャップの種類と、コーデへの影響の違い

 

ベースボールキャップが一番汎用性が高い理由

つばがあって、クラウンが丸く構造的になっているベースボールキャップは、キャップの中で一番コーデを選ばない形だと思っている。つばの角度を変えるだけでストリートにもカジュアルにもなれる柔軟性がある。

素材は綿・ウール・ナイロンあたりが使いやすい。ナイロンのキャップはスポーティーな空気が出て、夏の軽い素材感のコーデによく合う。ウールキャップは秋冬に使いやすく、コーデに少し重みを足したいときに機能する。

バケットハットを選んだ日は、コーデのゆるさを全体で統一する

バケットハットはベースボールキャップより個性が強く、かぶるだけでコーデのトーンが変わる。リゾート感、90年代感、ストリート感。このどれかの方向に振れるので、コーデ全体をその方向に揃える必要がある。

バケットハットにきれいめのスラックスを合わせるのは、かなりの上級者コーデ。最初はカジュアルなコーデに合わせて感覚を掴むほうがいい。リネンのイージーパンツ、ルーズなTシャツ、サンダル、バケットハット。この組み合わせは夏の定番として完成している。

キャップコーデで失敗しないためのルール

全身にブランドロゴが入っているコーデに、さらにロゴキャップを乗せる。これはコーデの中で情報量が多くなりすぎて、見ている人の目がどこにも定まらなくなる。

ロゴアイテムを使うなら一点だけ、というルールはキャップにも適用される。Tシャツにロゴがあるならキャップはシンプルに、キャップにロゴがあるならTシャツはシンプルに。この引き算ができているだけで、キャップコーデは安定する。

キャップと髪型の、見落とされがちな関係

キャップをかぶると脱いだときの髪型がつぶれる。この当たり前のことを考えておかないと、室内でキャップを脱いだ瞬間に印象が一気に落ちる。

キャップをかぶって一日過ごすつもりなら問題ない。でも途中で脱ぐ場面があるなら、脱いだあとの髪型まで計算して整えておく必要がある。キャップでつぶれにくい短めのスタイルか、脱いだあとに手ぐしで整えやすい長さにしておくか。このあたりまで意識している男性は、キャップの扱いが全体的にうまい。

季節別キャップコーデ、発想の使い分け

春夏のキャップは日差し対策と実用性が重なるので、かぶる理由が自然に発生する。ここで素材を軽くして、コーデ全体の軽さとキャップを揃えると、季節感が出る。コットンやナイロンの薄手キャップが春夏のコーデには馴染みやすい。

秋冬のキャップは少し意図的に選ぶ必要がある。コートやジャケットを着た上にキャップをかぶると、カジュアルとアウターのバランスが難しくなる。秋冬はキャップよりニットキャップやビーニーに切り替えるほうがコーデとのなじみがよくなるケースが多い。どうしてもキャップを秋冬に使いたいなら、ウール素材のものを選んで季節感を揃えるのがいいね。

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