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メンズ秋服30代の正解|女性が思わず近づきたくなる秋の着こなし

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目次

30代男性の秋服が、一年で最も差がつく季節である理由

秋の街で目が止まった男性の話

10月の初旬、青山の路地を歩いていた時のこと。

向こうから歩いてきた男性のコーデに、自然と視線が吸い寄せられた。バーガンディのコットンニットにオリーブのテーパードパンツ、ダークブラウンのチェルシーブーツ。アウターはなし。その日の気温にちょうど合っていて、季節と人が溶け合っているような感覚があった。

すれ違いざまに漂ってきた、かすかに甘い香り。コーデと香りが合わさって、その人の存在感が路地全体に広がっていた。

秋という季節が、男性のコーデを最も美しく見せる理由がここにある。色が深くなって、素材に重みが出て、香りが際立つ。その全部が重なった時に、春夏秋冬のどの季節よりも男性の着こなしが輝く瞬間が生まれる。

30代の秋服で、年齢を武器にできるかどうかが決まる

秋服は年齢との相性がある。

20代のうちは何を着ても若さがカバーしてくれるけど、30代になると若さという無形の資産が少しずつ減っていく。でもその代わりに、落ち着きと深みという新しい資産が体に宿り始める。その資産を最大限に活かせるのが秋のコーデで、30代という年齢が秋のアースカラーや素材の重みと合わさった時に生まれる色気は、他の年代には出せないもの。

秋服で年齢を武器にできるかどうか。これが30代のファッションにおける最も大きな分岐点だと思っている。

30代メンズ秋服の色、アースカラーを使いこなす

 

バーガンディとテラコッタが30代の秋を完成させる

秋に使ってほしい色の筆頭がバーガンディとテラコッタ。

バーガンディは深みのある赤ワインのような色で、30代男性の肌色と落ち着きに自然と溶け込む。ビビッドな赤ではなくて、暗さと深みがある赤。そのトーンが秋の空気感と完全に一致する。ニットかシャツでバーガンディを取り入れて、パンツをグレーかネイビーにするだけで、秋のコーデとして即座に完成する。

テラコッタは焼いた土のような橙がかったブラウン。これも30代の肌なじみがよくて、コーデに秋の温かみを一気に加えてくれる色。テラコッタのシャツにダークブラウンのパンツを合わせた時の、秋の深い色の組み合わせは、夏には絶対に出せない濃度がある。

オリーブとカーキが秋の男性コーデを引き締める

秋のボトムスとして使いたいのがオリーブとカーキ。

オリーブは軍のユニフォームに使われていた歴史のある色で、無骨さと落ち着きを同時に持っている。30代男性のコーデにオリーブのパンツが加わると、子供っぽさが完全になくなって大人の男性という印象になる。バーガンディかオレンジ系のトップスとの組み合わせが特に映えて、秋の色のコントラストとして完成度が高い。

カーキはオリーブより少し明るくて汎用性が高い。ホワイトからネイビーまで、ほとんどのトップスの色と合わせられる万能なボトムスカラーで、秋服を始める男性の最初の一本として最も向いている。

キャメルとブラウンがコーデに秋の深みを加える

秋のアウターかニットとして使いたいのがキャメルとブラウン。

キャメルのニットかコートは、どんなボトムスとも合わせやすくて秋のコーデとして失敗しにくい色。特にグレーやネイビーのパンツとの組み合わせで、キャメルの温かみがコーデ全体を包む感じになる。秋の日差しを受けたキャメルの色の見え方は、この季節にしかない美しさを持っている。

ブラウン系は足元で使うと最も効果的で、ダークブラウンのチェルシーブーツかレザーシューズが秋のコーデの足元を完成させる。前述の青山で見かけた男性のダークブラウンのチェルシーブーツが、コーデ全体の色調を引き締めていたのはその理由から。

30代メンズ秋服のアイテム、揃えるべきものを全部言う

 

コットンニットが秋コーデの核になる

秋服として最初に揃えてほしいアイテムがコットンニット。

ウールニットほど重くなくて、Tシャツより秋らしい素材感がある。コットンニットはちょうど中間の位置にいて、気温の変化が激しい秋の最初の時期から使いやすい。9月後半から11月前半にかけて、最も出番が多くなるアイテム。

クルーネックかモックネックのシンプルなデザインを選ぶことが基本で、バーガンディ、オリーブ、キャメル、ネイビー。この四色のうち二色を持っておくだけで、秋コーデのバリエーションが大幅に広がる。ユニクロのコットンクルーネックセーターかGUのニットシリーズで色だけ選べば、秋のコーデの土台が整う。

ウールニットが秋深まる頃の必須アイテム

10月後半から秋が深まる頃には、ウールニットに切り替える。

ウール素材の持つ上品な艶感と、肌へのなじみ方が秋冬のコーデに必要な重みを作ってくれる。コットンニットとウールニットを比べると、ウールの方が格段に見た目の品格が上がる。この差を知っているかどうかで、秋コーデの完成度が変わってくる。

タートルネックのウールニットは30代の秋に特にすすめたいアイテムで、首元が覆われることで顔のフレームができて、表情が際立つ。グレーかオフホワイトのタートルウールニットを一枚持っておくと、秋から冬にかけてコーデの核として何度も使える。

コーデュロイパンツが秋のコーデを格上げする

秋のボトムスとして、コーデュロイパンツの存在感を知ってほしい。

表面の縦の畝が光を受けて独特の艶を生み出すコーデュロイ素材は、秋という季節に最もはまる素材のひとつ。コットンより少し重みがあって、ウールほど堅くない。その中間の質感が秋のコーデに自然に溶け込む。

カラーはブラウン、カーキ、ネイビー、バーガンディ。ブラウンかカーキのコーデュロイパンツにオフホワイトのニットを合わせると、秋のコーデとして完成度が高くて、女性からの好印象も得やすい組み合わせになる。ユニクロかGUで2,000円から3,000円で見つかるから、秋に一本試してほしい。

デニムジャケットが秋のレイヤードを作る

秋のアウターとしてデニムジャケットを一枚持っておくと、レイヤードコーデの幅が大きく広がる。

薄手のニットの上にデニムジャケットを羽織る。その重ね着が秋らしい抜け感とこなれ感を作ってくれる。インディゴブルーのデニムジャケットにバーガンディのニット、ダークパンツという組み合わせは、秋のカジュアルコーデとして完成度が高い。

デニムジャケットは秋口の気温が安定していない時期に特に活躍して、暑ければ脱いでインナーのニット一枚にもなれるし、涼しければ羽織って防寒にもなれる。その対応力の広さが秋という季節に向いている。

秋のアウターはチェスターコートかステンカラーコートで決める

秋のアウターとして最も完成度が高いのがチェスターコートかステンカラーコート。

どちらも素材がウールかウール混で、秋の気温に合った重さを持っている。チェスターコートはよりフォーマルに近い品格が出て、ステンカラーコートはカジュアルとフォーマルの中間にいる使いやすさがある。どちらを選ぶかはコーデの方向性によって変えればいい。

カラーはキャメル、チャコールグレー、ダークネイビー。秋のアースカラーのコーデの上にキャメルのコートを羽織ると、コーデ全体が秋の色にまとまって完成する。この一枚への投資が、秋のコーデ全体の格を決める。

30代メンズ秋服のコーデ、具体的な組み合わせ

 

秋のデートコーデ、30代の色気を最大限に引き出す

バーガンディのコットンニットにグレーのウールテーパードパンツ、ダークブラウンのローファー。

このコーデが秋のデートとして完成している時の、落ち着いた色気は他の季節では出せない。バーガンディとグレーの組み合わせが秋らしい深みを作って、ローファーの品格が全体を引き締める。シンプルなのに考えられている、という印象が伝わってくるコーデ。

アウターを加えるならキャメルかダークネイビーのステンカラーコート。コートを脱いだ後のバーガンディとグレーの組み合わせが単体でも完成しているから、室内に入っても印象が崩れない。両方の状態が計算されたコーデは、デートを通じて一貫した好印象を作り続けてくれる。

秋の休日コーデ、リラックスしながら整える

オリーブのテーパードパンツにオフホワイトのコットンニット、デニムジャケットを羽織って、ダークブラウンのチェルシーブーツ。

秋の公園や街歩きに向いた、リラックスしながら整ったコーデ。デニムジャケットがカジュアルの温度感を持ちながら、オリーブのパンツとブーツの大人っぽさがコーデ全体を引き上げる。この組み合わせの中に秋のアースカラーが全部詰まっていて、街に出た時に季節と溶け合う感覚がある。

秋のビジネスカジュアルコーデ、品格と季節感を両立させる

ネイビーのウールニットにグレーのテーパードスラックス、ダークブラウンの革靴、チャコールグレーのステンカラーコート。

このコーデが秋の職場や取引先への外出で完成している時の、品格と季節感の両立は他のコーデでは作りにくい。ネイビーのニットとグレーのスラックスがきれいめの土台を作って、ステンカラーコートが秋らしさを加える。ビジネスの場でもカジュアルすぎず、でもスーツほど堅くない、ちょうどいい温度感。

30代秋服の素材切り替えタイミング、意外と知らない話

 

9月は素材の過渡期として扱う

9月は夏物と秋物の過渡期で、完全に秋物に切り替える必要はない。

9月前半はコットンの薄手ニットかリネンシャツをメインに使いながら、足元だけレザーシューズかローファーに変えることで秋への移行を表現できる。素材を全部変えるのではなく、足元から秋物に変えていくアプローチが自然でコーデに違和感が出にくい。

9月後半から10月にかけてコットンニットかウールの薄手ニットに切り替えて、10月後半から本格的なウールアイテムとコートを解禁する。この段階的な切り替えが、コーデに季節の移り変わりを自然に表現してくれる。

秋服に切り替えるサインを知っておく

いつから秋服に切り替えるかの目安は、朝の気温が20度を下回り始めた頃。この気温になるとTシャツ一枚では少し肌寒く感じて、薄手のニットやカーディガンが必要になってくる。その感覚に素直に従って、コーデを秋方向に動かしていくこと。

女性が秋のコーデとして印象に残る男性は、気温と服装が正確に一致している人。暑いのに厚手のニットを着ていたり、肌寒いのに薄手のTシャツのままでいたりすると、季節感がずれているという印象になる。気温に正確に反応した服装選びが、秋のコーデとして最も自然に見える状態を作る。

30代の秋服で、女性が密かに評価していること

 

素材の切り替えができている男性への印象

10月になってもまだTシャツとデニムのままでいる男性と、コットンニットとウールパンツに切り替えている男性。同じ30代でも、印象がまるで違う。後者への印象は、季節の変化を楽しんでいる人。自分の見え方を季節に合わせて考えている人。その意識が服装の素材の切り替えという形で見えてくる。

細かいことだと思うかもしれないけど、女性はその細部を見ている。秋になったら素材を変えるという習慣が、その人のコーデへの意識を表していて、そこへの評価が自然と高くなる。

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