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気温17度の服装メンズ|一番センスの差が出る気温

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気温17度は、一年の中で一番正解がわからない気温だと思う。

寒くもない、暑くもない。でも油断すると昼は汗ばんで、夜は肌寒い。あの中途半端さが厄介で、毎年この時期になると朝の10分間がぐるぐるとした時間になる。これ着たら暑いかな、でも薄いと夜きついかな

そしてたどり着く答えが、なんとなく薄手のアウターを一枚羽織る、というもの。その選択、間違いではない。でもそれが一番つまらない答えでもある、と思っている。

目次

気温17度が、一番センスの差が出る温度である理由

真夏の服装は簡単だ。Tシャツとショーツで大体完結する。真冬も然りで、コートを羽織れば誰でもそれなりにまとまる。でも気温17度は違う。選択肢が多すぎて、何を選ぶかにその人のセンスが丸ごと出る。

ここで薄手のMA-1を羽織る男性と、ざっくりしたミドルゲージのニット一枚で勝負する男性と、シャツにオープンカラーで少し厚手のものを選ぶ男性。同じ気温に対して、これだけ違う答えが出る。そしてその差が、女性から見るとはっきりわかる。

「ちょうどいい服」を着た男性がなぜか印象に残らない謎

気温にぴったり合わせた服装、つまり「ちょうどいい」に収めようとした服装は、なぜか印象に残りにくい。

理由はたぶん、温度に対して最適化された服は、コーデとして記憶されなくて、ただの機能的な選択として処理されるから。快適さを優先した結果、人が着こなしていなくて服が機能している、という状態になってしまう。

かっこいいなと思った男性のコーデは、たいてい少し季節に対して攻めていた。10月の肌寒い日にまだTシャツでいる男性が、素材と色でちゃんとまとめていると、それがこなれて見える。反対に、完璧に気温対応した服を着ていると、なんか普通、で終わる。

17度は「迷い」が服装に出やすい温度

朝に迷いながら選んだ服は、不思議とその迷いが外側に出る。素材が混在していたり、色が統一されていなかったり、レイヤードが必然性なく重なっていたり。決断した服装と、妥協した服装は、見た目のまとまり感が違う。

17度のコーデをうまくまとめるためには、温度に従うんじゃなくて、コーデの軸を先に決めてしまうことが一番手っ取り早い。「今日はニットで行く」と決めたら、そこから逆算する。「アウターを羽織る前提」で組むより、ずっとまとまりやすくなる。

気温17度の服装、女性が実際に好印象を持ったコーデ

秋口の夕方、駅のホームで待っていたとき、隣に立った男性のコーデが気になった。

クルーネックのミドルゲージニット、ダークウォッシュのスリムデニム、スエードのチャッカブーツ。アウターなし。肌寒い夕方に一枚で立っていて、でも寒そうには見えなかった。ニットの素材が少し厚みのあるもので、それが17度という温度に対してちゃんと意図を持って選んでいる感じがした。

アウターがないことで、シルエットが全部見えていた。そのすっきり感が、他の乗客と明らかに違う空気を作っていた。ひんやりとした風が吹く中で、ニット一枚でいることの潔さ、みたいなものがあった。

アウターを一枚持ち歩くより、重ね着の見せ方を覚える

気温17度の定番解決策として、脱ぎ着できる薄手のアウターを一枚持ち歩く、というものがある。実用的ではある。でもそのアウターを腕に抱えたり、ウエストに巻いたりしている男性を見ると、正直コーデとしては崩れて見える。

それよりも、最初から脱ぎ着を前提にしたレイヤードとしてコーデを組む方がいい。シャツの上に薄手のカーディガン、その上にノーカラージャケット、という重ね方なら、一枚脱いでも二枚脱いでもコーデが成立する。それぞれのアイテムが独立して見えることが、重ね着を邪魔ではなくスタイルとして見せるポイント。

春の17度と秋の17度では、選ぶ服が根本的に違う

同じ17度でも、春と秋では全然違う服を選ぶべきだと思っている。

春の17度は、これから暑くなる方向の17度。素材を軽くして、色を明るくする。リネンのシャツ、薄手のコットンパンツ、明るいベージュやオフホワイト。これから夏に向かっていく空気感に服が乗っかるイメージ。

秋の17度は逆で、これから寒くなる方向の17度。ウールやコットンニット、深みのある色、レイヤードに厚みを出す。同じ気温でも、服の方向が真逆になる。この使い分けができていると、季節の空気と服がちゃんとシンクロして見える。春なのに秋の服を着ているような違和感がない。

気温17度のメンズコーデ、アイテム別の使い方

 

ニットを主役にすると一気に垢抜ける理由

17度の服装で最もコスパが高い選択は、ニットを主役にすること、だと思っている。

薄手から中厚手のニットは、17度という温度に対して過不足なく対応できる上に、アウターなしでも完成して見える。シルエットがきれいなニットなら、それ一枚でコーデとしての強度が出る。

色はネイビー・グレー・オフホワイト・バーガンディ。このあたりから選ぶと、ボトムスを選ばずにまとまりやすい。ニットの首の形も印象を左右する。クルーネックは清潔感、Vネックは大人の色気、タートルネックはコーデに深みが出る。首元一つで、コーデのトーンが変わる。

デニムジャケットは17度のための服だったかもしれない

デニムジャケット、通称Gジャン。17度という気温に対して、これほど的確に機能するアウターはないと思う。

厚すぎず薄すぎず、カジュアルだけど素材に表情があって、何年経っても古くならないデザイン。パーカーの上から羽織っても絵になるし、白Tシャツの上に一枚でも完結する。

ただ、デニムオンデニムだけは慎重に。デニムジャケットにデニムパンツを合わせるなら、色の差を大きくすること。ジャケットが薄いインディゴなら、パンツはダークウォッシュ。この色差がないと、全身デニムのもたっとした塊に見えてしまう。

気温17度の鉄板コーデ、具体的な組み合わせ

迷ったときのために、実際に機能するコーデをいくつか挙げておく。

一つ目は、オックスフォードシャツにチノパン、カーキのM-65シャツジャケット。シャツジャケットは羽織るだけで完成するし、暑くなれば腰に結ばずに鞄に入れてしまえる。シャツの上にシャツを重ねるこの組み合わせは、一枚ずつ独立して見えるのでレイヤードが自然になる。

二つ目は、クルーネックのコットンニットにワイドスラックス、ローファー。アウターなしで完結させる、攻めの17度コーデ。昼は少し暑いかもしれないけど、それを許容できる日ならこの潔さが一番かっこいい。

三つ目は、タートルネックニットにテーパードデニム、スニーカー。タートルネックが首元を保温してくれるので、アウターへの依存度が下がる。10月後半から11月頭の17度に特に向いている。

気温17度でやりがちな失敗コーデ

薄手のウィンドブレーカーやナイロンジャケットを、インナーの選択を妥協したまま羽織るコーデ。アウターだけ存在感があって、中がTシャツ一枚だと、脱いだときに急にしょぼくなる。17度は脱ぐ場面が必ずある温度なので、インナーだけでも成立するコーデにしておく必要がある。

アウターを羽織ることに安心してしまって、インナーへの意識がゼロになる男性が多い。でも女性は、室内でアウターを脱いだ瞬間の男性をよく見ている。(あ、中がこれか、)という失望のあの感じ、正直けっこうある。

インナーを意識したコーデと、意識していないコーデの差

アウターを着ていても、首元から覗くインナーの色や素材は見えている。そこへの気遣いがあるかないかで、コーデの完成度が全然違う。

たとえば、グレーのアウターに白インナーなのか、オフホワイトのインナーなのか。この差だけで、全体の印象が変わる。グレー×白は少しコントラストが強くなり、グレー×オフホワイトは全体がなじんでやわらかくなる。どちらが正解というわけではなく、どちらを選んでいるかに意図があるかどうか、それが見える。

女性目線でどうしても言いたい、17度コーデの一点

気温17度に限った話ではないけど、この時期に特に気になることがある。靴が季節に合っていない男性、すごく多い。

コーデは秋冬の雰囲気なのに、足元だけ真夏のビーチサンダルやメッシュのスニーカー。あるいは逆に、服が春の軽さなのに足元がゴツいウインターブーツ。靴だけ季節が違う男性、女性はかなりの確率で気づいている。

気温17度という季節の境目に、靴も一緒に切り替えること。ここへの意識があるかどうかで、コーデに対する真剣度が伝わってしまうよ。

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