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スニーカーとビジネスカジュアルの組み合わせ|どの一足かより先に見るべきもの

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スニーカーとビジネスカジュアルの組み合わせについて調べている男性の多くが、正しいスニーカーの型番や色を探している。

でも本当に必要な情報は、スニーカーのカタログではない。自分の職場が、スニーカーというアイテムをどこまで受け入れているか、その温度を測る方法のほうだ。どれだけ完璧なレザースニーカーを選んでも、職場がスニーカーそのものへの許容度を持っていなければ、コーデとしての正解はいつまでも見つからない。

目次

「このスニーカーは正解か」という問いの立て方が、そもそもずれている

ビジネスカジュアルという言葉は、多くの場合、自分で決めたスタイルではなく、会社や場から与えられたルールだ。友人との外出着を選ぶような自由な感覚とは、出発点が違う。

与えられたルールの中で最適解を探すとき、必要なのはアイテムの知識より先に、そのルールを出している場の温度を読む力になる。同じ白のレザースニーカーでも、ある職場では歓迎され、別の職場では浮く。この差はスニーカーの品質ではなく、場の違いから来ている。

「本日はビジネスカジュアルで」に、実は業界差が出る

会社や主催者が「ビジネスカジュアルで」と伝えてくるとき、その言葉の裏にどこまでの許容度を持たせているかは、会社ごとに全然違う。

保守的な業界では、ビジネスカジュアルという言葉を使っていても、実質はジャケット必須、革靴必須という暗黙の期待がある。クリエイティブ業界やIT業界では、同じ言葉でもスニーカーやカジュアルなシャツまで許容範囲に入っていることが多い。同じ四文字の言葉が、業界によって全く違う体温を持っている。

職場の「暗黙のライン」を読む、具体的な方法

 

一番信頼できるのは、一つ上の役職の人の足元

職場の許容度を知りたいとき、一番参考になるのは、自分より一つか二つ役職が上の人の服装だ。その人はすでに、その会社の文化の中で評価されながらキャリアを積んでいる。その人がスニーカーを履いているなら、その職場はスニーカーに寛容だという確かなサインになる。

新入社員や同期の服装より、少し上のポジションの人を見るほうが精度が高い。まだ評価が固まっていない立場の人の服装は、職場の許容度そのものではなく、その人個人の賭けであることが多いからだ。

中途入社の人の足元は、会社の本音を映す

新しく入ってきた人が、前職の感覚のままスニーカーで出社しているのに、誰にも何も言われていない。そういう場面を見かけたら、それは職場が実質的にスニーカーを許容しているという何よりの証拠になる。

逆に、誰かがそれとなく服装について指摘されている場面を見たなら、その職場の本当のラインはもう少し保守的だということだ。就業規則の文面より、実際に起きている出来事のほうが、正確な情報を持っている。

それでも共通して機能する、スニーカーの土台

職場ごとに正解が変わるとはいえ、どの職場でも共通して安全に働く土台はある。ローカットでレザーアッパー、ソールが薄くてシンプルなスニーカー。この条件を満たすものを選んでおけば、少なくとも大きく外すことはない。

一日中働けるかどうかも、ビジネスカジュアルの一部

見た目だけでなく、一日を通して働けるかどうかも、ビジネスカジュアルのスニーカー選びでは軽視できない。朝から夕方まで、立ち会議、移動、来客対応、色々な場面を一足でこなす必要がある。

見た目重視で選んだ薄いソールのスニーカーが、夕方にはへなへなと疲れを訴えてくることがある。足の疲れは姿勢に出て、姿勢の崩れはコーデ全体の印象を落とす。しゃんと伸びていた背筋が、夕方には重たくなる。それを見ている側は、原因がスニーカーの機能不足だとは思わず、単にだらしなく見える、という印象だけを受け取ってしまう。

女性が見た、ビジネスカジュアルスニーカーの実際の場面

取引先との顔合わせで名刺を交換したとき、相手の男性の足元がふと目に入った。白のレザースニーカーで、こつこつという革靴に近い足音が会議室に響いていた。

見た目としては完全にビジネスカジュアルの範囲に収まっていて、違和感はまったくなかった。それより印象的だったのは、一時間半の立ち話や移動を挟んだ商談の最後まで、その人の姿勢が崩れなかったこと。足元が最後までしっかりしていたから、話す姿勢にも余裕が残っていたんだと思う。

スニーカーがビジネスカジュアルとして機能していたのは、見た目のルールを守っていたからだけではなくて、一日を支える機能を果たしていたからでもあった。

業種によって、正解の位置が大きく動く

金融、法律、伝統的な製造業などは、ビジネスカジュアルという言葉を使っていても、実質のラインはかなり保守的なことが多い。スニーカーを選ぶなら、革靴と見分けがつきにくい一足に絞って、色も白か黒のシンプルなものにとどめるのが安全だ。

IT、広告、デザイン関連の業界は、ビジネスカジュアルの許容範囲が広い傾向にある。デザイン性のあるスニーカーや、多少カジュアルな色使いも受け入れられることが多い。ただしこれも会社によって差があるので、前述の一つ上の役職の人を確認する手順は省略しないほうがいい。

スニーカービジネスカジュアルでやりがちな失敗

一番多いのが、スニーカー自体は正しく選んでいるのに、そのスニーカーが持つ文化的な文脈を無視してしまうパターン。ハイブランドのコラボモデルや、ソールが目立つデザイン性の強いスニーカーは、レザーアッパーであっても、保守的な職場では悪目立ちすることがある。素材条件を満たしていても、そのスニーカーが持つ声がビジネスの場に合っているかどうかは、別の基準として見る必要がある。

もう一つは、職場の反応を一度も確認せずに、いきなり毎日スニーカーで通してしまうこと。最初の数回は革靴とスニーカーを織り交ぜながら周囲の反応を見て、少しずつスニーカーの比率を上げていくほうが、安全に自分のスタイルを定着させられる。

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