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ベージュに合う色|顔まわりのベージュほど、人を疲れて見せてしまう

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ベージュが顔色を沈ませる、その仕組み

肌の色には、もともと血色による赤みや、明暗の起伏がある。彩度の高い色を顔の近くに置くと、その色が肌の色とコントラストを作って、肌の血色がかえって際立って見える。

ベージュは彩度が低い。肌に近い色でありながら、肌が持つ赤みや起伏を打ち消すように働いてしまう。結果として、顔の血色が服の色に埋もれて、どんより沈んだ印象になる。ベージュが悪いのではなく、彩度の低さが肌の彩度まで奪ってしまう、という仕組みの問題だ。

「顔から遠い場所」では起きない現象

同じベージュでも、パンツや靴のように顔から離れた場所にあるときは、この現象はほとんど起きない。顔色に影響するのは、あくまで顔に近い位置にある色だけだ。

ベージュのコートやニット、シャツの襟元など、顔から30センチ圏内に来るアイテムだけが、顔色への影響力を持つ。この距離の違いを理解しないままベージュ全体を一括りに語ってしまうと、対処のしようがなくなる。

顔に近い場所と遠い場所で、合わせる色を変える

 

顔に近い場所は、彩度のある色で顔色を取り戻す

ベージュのニットやコートを着るとき、顔の近くに彩度のある色を一点入れることで、失われた顔色を取り戻せる。

マフラーやスカーフにバーガンディ、シャツの襟元にブルーやグリーンをのぞかせる。この一点だけで、顔まわりに彩度が戻ってきて、顔色がきらっと明るく見える。色そのものの好みより先に、彩度があるかどうかを基準に選ぶことが大事だ。

顔から遠い場所は、ベージュと同じ温度でなじませる

パンツや靴など、顔から離れた場所のベージュは、この彩度問題からは自由になる。ここでは、ベージュの持つ温かみに寄り添う色を選ぶといい。キャメル、テラコッタ、ブラウン系の色は、ベージュの温度感を邪魔せずに、コーデ全体に統一感を作る。

顔から遠いか近いかで、色選びの基準がまったく違う。この二層構造を知っているかどうかが、ベージュコーデの完成度を分けている。

女性が見た、ベージュコーデで顔色が良く見えた男性の話

友人の紹介で会った男性が、ベージュのハイネックニットを着ていた。最初の印象は、正直に言うと少し顔色が心配になるくらい、影が濃く見えた。

でもその日、その男性は首元にバーガンディのストールをさらっと巻いていた。会話が進むにつれて、ストールの色が顔のすぐ横にあることに気づいて、あれ、思ったより顔色良いかも、と印象が変わっていった。同じベージュのニットなのに、ストール一枚でここまで変わるのかと驚いた。

あの男性は色の知識があったのか、たまたまだったのかはわからない。でも結果として、ベージュの弱点を色一枚でカバーしていた。

ベージュコーデでやりがちな失敗

一番多いのが、顔まわりをベージュ系や淡いクリーム色で重ねてしまうこと。ベージュのニットにベージュのマフラー、あるいは淡いアイボリーのシャツ。彩度の低い色を顔の周りに集めるほど、顔色が沈む現象は強くなる。良かれと思って色を合わせたのに、逆効果になっているケースは多い。

もう一つは、顔に近い場所に薄い水色や薄いグレーなど、彩度も明度もベージュに近い色を持ってくること。コーデとしてはまとまって見えても、顔色を助ける力がその色にはない。顔まわりの色は、まとまりよりも彩度を優先して選ぶ場面があることを覚えておいてほしい。

ベージュを味方につけている男性の共通点

ベージュを顔から遠ざけるか、顔の近くに彩度を足すか、そのどちらかを無意識にやっている男性。

ベージュのコートを着るときは首元にニットの色を効かせる、ベージュのニットを着るときは顔から一番近い場所に彩度のあるアイテムを置く。その判断があるだけで、ベージュはくすんと沈む色から、顔色を引き立てる色に変わる。

ベージュに合う色を探すとき、コーデ全体の相性だけでなく、その色が顔からどれだけ近いかを一度確認してみてほしい。

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