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アンクルパンツのメンズコーデ|モテる男はくるぶしを見せない

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くるぶしに、ときめいたことは一度もありません。
30代になった今、胸に手を当てて振り返ってみても、やっぱりない。
女友達5人に聞いてみたら、4人がそろって首をかしげていました。
残る1人は、そもそも男性のくるぶしなんて見た記憶がない、だって(笑)

それなのに、アンクルパンツの着こなしを調べると、どこも同じ答えばかり。
見えない靴下で、くるぶしの素肌をのぞかせて抜け感を、というあれです。
あえて、真逆を言わせてください。
アンクルパンツで、くるぶしは見せなくていい。
主役は、靴下なんです。

合コンに友人の紹介、婚活パーティーまで。
20代のころから、向かいの席で男性の足元をこっそり観察してきました。
その私が、胸を張って言い切れる本音です。
雑誌のスタイリストさんが聞いたら、ひっくり返るかもしれないけれど。

目次

アンクルパンツとは、足首で裾が止まるパンツのこと

9分丈とクロップドパンツは、似ているようで別物

アンクルは、英語で足首のこと。
その名のとおり、くるぶしのあたりまでの丈のパンツを指します。
9分丈と呼ばれているのも、ほぼ同じものと考えてOK。

よく混同されるのが、クロップドパンツ。
こちらはもっと短く、すねの途中で切り落としたような7分丈や8分丈が中心です。
同じ短め丈でも、受ける印象はがらりと変わるのよね。
アンクル丈は、きれいめに寄せれば通勤にもなじむ。
クロップド丈は、一気に休日の空気をまといます。

裾が靴の甲にふれるか、ふれないか

パンツの裾が靴に当たってできる生地のたるみを、クッションと呼びます。
裾が靴に少しだけ乗る長さは、ふつうのスラックスでおなじみのハーフクッション。
アンクルパンツは、このたるみがまったくないノークッションが基本。
まっすぐ立ったとき、裾が靴の甲にそっとふれるか、ほんの少し浮くくらい。
そこからさらに1センチ短くするかどうかで、おしゃれと事故の境目が決まります。
わずかな差で、洗練にも、ちんちくりんにも転ぶんだから。

くるぶしは見せなくていい。アンクルパンツの主役は靴下

カフェで脚を組んだ瞬間、彼の印象が崩れた

3年前の秋、友人の紹介で会った男性がいました。
ネイビーのアンクルパンツに、白い革のスニーカー。
裾と靴のあいだから、素肌のくるぶしが顔を出している。
待ち合わせの駅で見たときは、ずいぶん垢抜けた人だな、と思ったんです。

カフェのソファ席に腰を落ち着けて、10分ほどたったころ。
突然、彼がゆったりと脚を組みました。
裾がするっと、すねの半分まで持ち上がる。
現れたのは、想像よりずっと濃いすね毛。
そして、かかとからずり落ちて土踏まずの下で丸まった、見えない靴下…。
(え、靴下、迷子になってる…)
グラスの氷が、カランと小さく鳴る。
カップを口元に運ぶ手が、空中で止まりました。
そこから先、彼が熱く語っていた仕事の話は、一言も頭に残っていません。
はぁ…駅で見たあのスマートな姿は、いったい何だったんだろう。

女性が見ているのは、立ち姿の足首より座ったときのすね

男性の足元を、女性がいちばんじっくり眺めるのはいつか。
答えは、座っているときです。
カウンター席で隣り合えば、組んだ脚が視界のすみにずっと入ってくる。
ソファ席なら、なおさら丸見え。

正直言って、すね毛そのものより、隙のほうが気になるの。
女同士の会話で、男性のすね毛の濃さが話題になることはまずありません。
なのに、脱げかけた靴下の話だけは、なぜかみんな細部までよく覚えている。
見えない靴下は、歩いたり座ったりするうちに、かかとから脱げやすい。
座った瞬間に崩れるおしゃれって、なんだかもったいないでしょ。
それなら最初から、すねまで隠れる靴下を堂々と見せてしまえばいい。
くるぶしを捨てて、靴下で魅せる。
これが、モテるアンクルパンツの第一条件です。

靴下の色は、パンツか靴のどちらかにそろえる

色で迷ったら、パンツと同じ色を選んでおけば間違いありません。
ネイビーのパンツにネイビーの靴下なら、腰から足先までが一本の線でつながる。
脚がすらりと長く見えるのは、この線が途切れないから。
鏡の前で一度ためしてみて。
脚の長さ、マジで変わるから!
靴に合わせるのもありで、黒い革靴なら黒、白いスニーカーなら白を。

少し遊びたい日は、グレーやボルドーみたいなくすんだ色をひとつだけ。
柄なら、細かいドットや細いボーダーくらいまでが大人の範囲かな。
大きなロゴ入りは、デートの足元だと主張が強すぎるかも。

長さはクルー丈、仕事の日は膝下まで

アンクルパンツに合わせる靴下は、クルー丈を軸に。
くるぶしの上、ふくらはぎの下のほうまでの長さのことです。
これなら膝を重ねても、肌がのぞく心配はまずありません。
商談や会議で脚を組む場面が多い人は、膝下まであるロングホーズを選んで。

生地は、縦に細い畝が入った薄手のリブ編みが上品。
厚手のスポーツソックスだと、そこだけ体育館の匂いがしてくるのよ。
毛玉だらけのものや、ゴムがゆるんで下がってくるものは、思いきってお役ご免に。

丈は短いほどおしゃれ、は勘違い

誕生日に贈ったアンクルパンツが、つんつるてんだった話

付き合って最初の誕生日に、彼へアンクルパンツを贈ったことがあります。
お店のマネキンが穿いていた、やわらかなライトグレーの一本。
ウエストのサイズだけ確かめて、ラッピングしてもらいました。

彼が着替えて、部屋のドアから出てきた瞬間。
ぷっ、と息がもれた。
まさか、182センチの彼の脚だと、裾がすねの真ん中で止まるなんて。
去年の制服を、むりやり着ている中学生みたい。
本人は鏡の前でくるりと回って、こう聞いてきました。
「似合う?」
(顔、ゆるむな、私…)
ほっぺたの内側を噛みながら、うん、とうなずくのが精いっぱい(泣)
マネキンと彼とで脚の長さがまるで違うことを、すっかり忘れていたのね。
翌週こっそりお店に持ちこんで、丈の長いものに交換してもらいました。

背の高さで変わる、裾の止め位置

アンクルパンツは、身長と股下で選ぶもの。
背の高い男性ほど、既製品のアンクル丈は短くなりすぎがちです。
股下の表記を確かめて長め丈を選ぶか、通常丈を買って裾上げで調整を。

意外と相性がいいのは、低身長の男性のほう。
裾のたるみがなくなるぶん、脚がすっと伸びて見えるの。
靴下と靴の色までパンツに寄せれば、さらに背が高く映ります。
ただし短すぎる丈は、脚を途中でぶつ切りにしてしまうので要注意。
くるぶしの骨にかかるくらいで止めておくのが、背の低い人の正解。

シルエットはテーパード一択

シルエットは、テーパードが無難。
太ももにゆとりがあって、裾に向かってなだらかに細くなる形のこと。
ぴたぴたのスキニーで足首を出すと、どうしても若作りの気配が漂うのよね。
ゆとりのある形なら、体格がしっかりした男性でも、もたついて見えません。
ワイドなアンクル丈なら、靴下の色がそのまま全身の差し色になる。

アンクルパンツは夏だけのもの、でもない

12月に足首を出して凍えた、私の失敗

冬の素足が、見る人の体感温度まで下げてしまうこと。
これは私自身の失敗から学びました。
数年前の12月、アンクル丈のパンツに浅いパンプスを合わせた夜。
イルミネーションを見に、男友達と並んで歩いていたんです。
足首のすき間から冷気が這いあがって、歯がカチカチ鳴りだす。
くるぶしは真っ赤になって、じんじんしびれていく。
(なんでタイツ穿いてこなかったの、私…)
隣の友人が、私の足元にちらっと目を落として言いました。
「見てるこっちが寒いんだけど」
あの時の、あきれ半分の顔はいまだに忘れられません。
女性の目にも、真冬にむき出しの足首は、おしゃれより寒そうが先に来るの。

秋冬は、ブーツとローファーで足首をふさぐ

寒い季節のアンクルパンツは、足首をふさぐ前提で選ぶとうまくいく。
サイドゴアブーツやチャッカブーツなら、裾がブーツの履き口にちょうど重なる。
もたつきが出ないから、足元は軽やかなまま。
黒いブーツに黒い靴下、黒いパンツをつなげれば、冬の足元がきゅっと締まります。
ローファーなら、ウール混の厚みのある靴下で足首をあたためて。
パンツの生地も、冬は起毛したフランネルに替えるとぬくもりが出るんです。

夏に素足風で穿くなら、すね毛とかかとを整えてから

夏だけは、見えない靴下で素足風にするのも、まあありです。
ただし、条件が三つあります。
すね毛は全部なくさなくていいから、長さを短く整えておくこと。
かかとの白い角質とくるぶしのくすみは、前の晩にケアを。
靴下は、かかとに滑り止めのついたものを選んで。
これを全部クリアできないなら、夏でもおとなしく靴下を見せたほうが安全よ。

女性ウケするアンクルパンツのメンズコーデ

デートは、ネイビーのアンクルパンツに白いスニーカー

初デートで迷ったら、ネイビーのアンクルパンツを選べば外しません。
上は白いシャツか、淡いグレーのニット。
足元は白い革のスニーカーに、白のクルーソックスで軽さを出す。
清潔感のある色だけで組むと、話しかけやすい雰囲気がふわっと生まれるの。
肌寒い日なら、ベージュのコートを一枚はおるだけで十分です。

仕事の日は、グレーのスラックスに黒のローファー

ビジネスカジュアルなら、グレーのアンクル丈スラックスに黒いローファー。
靴下は黒か、パンツと同じグレーのロングホーズで。
ジャケットを羽織れば、そのまま取引先に出向けるきちんと感があります。
会議室で脚を組んでもすねを見せない人は、それだけで信用が積み上がるんだよね。

休日は、ワイドなアンクル丈で靴下の色を遊ぶ

休日は、ベージュのワイドなアンクルパンツでゆるさを足すのも素敵。
足元はローファーでも、スニーカーでもいい。
靴下だけ、深い緑やからし色に振ってみて。
脚を組むたびに裾の下で色がひらめいて、つい目で追ってしまうのよ。

靴下を替えただけの後輩に起きたこと

結婚式の二次会で、彼の足元に気づいた人

職場の後輩から、結婚式の二次会に何を着ていけばいいか相談されたのは去年の春。
手持ちのチャコールのアンクルパンツに、合わせていたのは見えない靴下。
パンツはそのままで、靴下だけ同じ色のリブに替えようと提案しました。
それだけですか、と口をとがらせる後輩を、先輩の権限で押し切ったんだけどさ(笑)

翌週の月曜、給湯室でマグにお湯を注いでいたら、後輩が小走りでやってきた。
隣の席の女性に、靴下とパンツの色を合わせてるんですね、と声をかけられたらしい。
そのまま話が弾んで、帰り際に連絡先を交換したんだとか。
報告する後輩の耳たぶが、ほんのり色づいていく。
私の手の中で、お湯がちゃぷんと揺れました。
結局、彼が変えたのは、裾と靴のあいだのほんの数センチだけ。

足元まで気が回る男性を、女性はこう見ている

靴下が目に入る時間なんて、一日のうちで数秒あるかないか。
だからこそ、そこまで手が届いている男性に、女性は小さな安心を覚えるの。
待ち合わせのお店、きっと下見してくれているんだろうな。
寒い日には、さりげなく風上に立ってくれそう、とか。
勝手な想像は、たいてい足元から始まります。

くるぶしには、今でもときめかない。
でも、脚を組んだときに裾からこぼれる靴下の色には、何度でも目を奪われてしまう。

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